【金沢】保険窓口へ行く前に！がん保険や医療保険について

がん保険には免責期間がある

ほとんどのがん保険には、免責期間が設けられています。保険に契約をした日を基準として、定められた一定の期間は免責となり、もしこの期間中にがんである、と診断されたとしても、保険給付金を受け取れないのです。免責期間が終了する責任開始日以降に診断されたケースであれば、保険金が支払われます。免責期間は多くの場合で3ヵ月か90日です。この期間も保険料の支払いは必要です。

保障内容について把握する

がん保険を検討する際には、内容がどういった治療に対応しているか、最新治療に対応しているかどうかチェックをする必要があります。手術、薬物、放射線、免疫の4大治療に対応しているかどうか、そして先進医療に対応をしているかどうかも確認しておきましょう。がんの治療は、通院を考慮した保障内容にすることも大切です。そして先進医療とは、保険適用されていない高度医療です。

治療にかかる費用は、すべて自己負担となります。陽子線治療など、一部保険適用となってきたものもありますが、数百万円かかる治療もあります。先進医療に対応をしていれば、自己負担分の補償を受けることができます。

診断給付金の支払い回数に注意

がん保険には、診断給付金と呼ばれる、診断を受けた時点で保険金が下りるものもあります。治療のためにまとまった金額が受けとれるため、安心して治療に専念することができるものです。

がんは、転移したり、数年経って再発したりすることも珍しくない病気です。がん保険の診断給付金は、保険によって受け取れる金額や回数、条件は違ってきます。給付金は1度しか支払われないものや、何度でも下りるものもあります。複数回受け取れるタイプでも、入院した場合のみなど条件が異なります

保険の適用となるがんの種類にも注意

さらに気をつけたいのが、がんの種類です。「がん保険」と銘打っていても、上皮内がんは対応していないものもあります。上皮内がんは、上皮の部分にできているがんで、浸潤していない状態です。治療を受けることで、転移や再発の可能性がほとんどないといわれています。そのため、がん保険の適用外となっている商品もあるのです。上皮内がんの治療は手術を要しますが、保険が適用されないので出費となってしまいます。

終身医療保険と定期医療保険

医療保険は、保険料を支払う期間や保障の期間によって、終身タイプと定期タイプに分けることができます。

終身医療保険は、一生涯にわたって保険内容が保障されます。自分で変更を希望しないかぎり、保険料は変更されることはありません。終身タイプは、支払い方によってもさらに分けることができます。終身払いは一生涯にわたって保険料を支払うタイプで、有期払いは年齢や期間など、ある一定の期限を設けて支払いを完了させるタイプです。

定期医療保険とは、10年間や15年間など、保障される期間が決まっている商品です。期限が来ると、更新されるタイプであれば契約内容はそのまま更新されますが、更新時に加入者の年齢が変わっているため、保険料が上がっていきます。

掛け捨てと貯蓄タイプ

掛け捨てタイプの医療保険は、解約をしても保険料がほとんど戻ってきません。一方貯蓄タイプは、解約をすると返金があります。また満期になったり、一定の年齢になったりすると一時金などが支払われます。掛け捨てタイプのほうが、保険料が安く抑えられます。

女性のための保険

女性には、男性にはない、女性ならではの疾病のリスクを有しています。さらに女性には、妊娠や出産によるリスクも考えられます。そのために、特約として女性特有の疾病などにかかった際、通常の保険金に加えてプラスされる、保障が手厚くなっているタイプの商品があります。